ミラレテナンボ

しばらく縄を受けていません。

このまま受けなかったら、私は縄を忘れてしまうのでしょうか。


緊縛撮影会 第三部
縛り 神威十兵衛
受け 御前りこ
撮影 寺坂 Johney!




お写真をいただいた時に、ジョニーさんはメッセージを添えて下さいました。

《今回は十兵衛さんと、りこさんの間にある『信頼』や『官能』と言う部分を
掬い出させて頂きました。
僕の写真を見た時に、そういった感情やぬくもりを感じて頂ければ幸いです。
縄という無機物が、乙女の肌を這う有機物となり、
時に優しく時に激しく責める様は、撮影をしていてのめり込む気持ちです。》


ジョニーさんとは初対面でした。

それでも、伝わるものや、伝えたいものや、見えない世界の、確かに在るもの………

即座に汲み取って、表現して下さった事に、感謝と感動がやみません。






さて。



…怒りと絶望の中でもがいていた私に

蜘蛛の糸はおりてきました。

必死にしがみつき、あるがままで居られる場所を探して


どうか、この糸が、切れませんように。


と、祈るような気持ちでからめとられていきました。



その先にあったのは、私が私で在ることを、私自身が許すことでした。
居場所は、自分の中にあったのです。



蜘蛛の巣の中の私

そして、希望の光り



冒頭の答えです。

縄はいつも私の中に。

忘れることで、無意識の世界に落とせるのなら

忘れることって、なんて素敵なんだろう！

縄はいつも


私の中に。