先日の日曜日。
今年初めて十兵衛の縄をいただきました\(^o^)/
一ヶ月半ぶりでしたが……
逆手縛りにする両手首に縄がかかった途端、まるで鎖に重りがついているようなその重さに、あぁ、これ……
って、なぜか涙が溢れてくるのを、必死で下向いてこらえました。
縛られ、拘束され、
鎖に繋がれた、重さ。
ずっしりと……心まで………。
逆手に菱。
菱のトップにある結び目と、前側の胸の上部、首の下辺りの結び目が、私を苦しめます。
呼吸が…どんどん小さく……
吐くことは出来ても、吸うことが、出来なくて………
あれ、でも………
苦しいけど、怖くない…
きっと、呼吸って、しなくても、いいんだ………
脚もきっつくきっつく縛られる。
それを曲げられる。
ただでさえきっつく縛られてるのに、さらに食い込む。
骨にまで、食い込む。
滑車が準備される頃には、浅い呼吸の中、ぼんやりした頭で思う。
ワタシハモウ、ニゲラレナイノダ。
このきつくて重たい縄が、その厳しさが、
逃がさない。
と言ってくれているように感じられて……幸せな気持ちになる。
呼吸なんかしなくてもいい。
胸の縄にかかる体重で肺がつぶれそうだと感じても、
苦しいことは良いことだ。
と、今までにない気持ちになる。
突然、防衛本能にスイッチが入ったように、
苦しい…
と、口が発する。
下ろしてもらう。
涙が自然に出てくる。
辛かったなぁ?
と、十兵衛はヨシヨシしてくれたけど、辛くはなかった。
苦しいことは辛いとは違う。
だから、苦しかったけど、苦しさに身を任せる、それはよいことだと思った。
息も、しなくても大丈夫なんだな、って思った。
なんて話して、十兵衛に『息はしなくちゃダメだろ』と笑われながら、急に眠気が襲ってきたことに気付く。
あれ?なんかすごい眠い……
目が開けていられなくて、体がどっしりと沈んでいく。
『………の、入り口。』
って言う十兵衛の声。
え?何の入り口?
聞き返すこともできず、浅い眠りに落ちた。
とても気持ちがよかった。
少しして、目が覚めて、
あの眠気は一体なんだったんだろ?と不思議に思っていると
『縄落ちの、入り口。』
と十兵衛が教えてくれた。
『見たことあるでしょ?縄で気を失っちゃう人…』
ああ、ある!あります、あります!
落ちる、ってやつ!
………って、私が?
!!(゜ロ゜ノ)ノ
『りこちゃん、もう逃れられないねぇ…もぉ、体がねぇ……笑』
仲良しのお友だちにそう言われて、笑いながら、
まだ、終わらない。
それの悦びに心が震えるようで…………
前回のブログから、暖かい言葉をいただいたり、勇気づけられたり、一緒に考えていただいたり………
ありがとうございました。
正直、行くも地獄、戻るも地獄、だと思っておりましたが
地獄の釜の底まで見てやる!
って、思えてきました(笑)
御前りこ、ここで生きます。